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2018.09.07

留袖のお誂え その1

留袖を探していらっしゃるS様。先日ご紹介でおかだやに来てくださいました。
オーダーで着物を作るなんて出来ると思っていらっしゃらなかったS様、色々お話したり、今ある着物を見ていただいたりしました。

そして本日、お嬢様と来てくださいました。その手には着物の本が。色々知る為に本を探してくださったそうです。
また、お手製のカレンダーもお持ちくださいました。そのカレンダーにはお好きな花が。

「この花とこの花を入れて欲しいです。」「こんな感じの鳳凰を入れるのはどうでしょう。」
どんな柄にしたいか、考えてきてくださいました。ありがたいことです。

そこで、先日出来上がった付下と振袖を見ていただきました。どんな想いが入っているのか、どうしてこの柄なのか。また、一珍糊の技法なども見ていただきました。

初めて誂えの着物をご覧になられたお嬢様、大変興味を持ってくださり、留袖の柄についても色々想いを伝えてくださいました。

「鳳凰は父のイメージで。威厳があるのだけど大きく包み込んでくれる温かさ、優しさがある感じがいい。」「狛犬は母のイメージで。可愛いのだけど芯がある雰囲気がいい」「ひまわりを入れるのは変ですか?」様々なお気持ちを聞かせてくださいました。

じっくりお話させていただく中で、お母様の想い、お嬢様の想いが伝わってきます。

「鳳凰は女性、狛犬は男性ということが多いけど、逆でいいですか?」
「このままでいいです!」
即答でした。楽しいお嬢様です。

こんな感じが好き、こんな感じにしてほしいという資料をいくつかいただきました。
今後もブログで紹介させていただく予定です。ぜひご覧ください。