2018.01.19
養老の滝
紺色のの地に白い滝が袖と肩を通って裾に流れ落ち、ひょうたんへと吸い込まれていく大胆な構図です。
滝にかかる松の枝にタコが乗っていたり、滝を昇る鯉が前で龍となっていたり、馬の駒と将棋の駒で「瓢箪から駒」を表していたりと遊び心いっぱいの柄です。
着てみると粋な中にも上品さがあると喜ばれています。
2018.01.19
紺色のの地に白い滝が袖と肩を通って裾に流れ落ち、ひょうたんへと吸い込まれていく大胆な構図です。
滝にかかる松の枝にタコが乗っていたり、滝を昇る鯉が前で龍となっていたり、馬の駒と将棋の駒で「瓢箪から駒」を表していたりと遊び心いっぱいの柄です。
着てみると粋な中にも上品さがあると喜ばれています。
2018.01.19
黒地の留袖を作る方法で糸目と糊伏せをして、様々な夏の古典の柄を継ぎ合わせたように柄付けしました。
個性的で粋な遊び着です。
2018.01.19
様々な糊伏せ小紋を白抜きにして手差しで彩色しました。
その間から糊疋田の月を入れ、鷹の羽を付けた紐が風で舞いながら降りてくる創作着物です。手描友禅と糊友禅の組合せが面白い着物です。
当初ご依頼主は細い紐ではなく太いリボンにしてほしいと要望されていましたが、今になってみればこれでよかったと満足されています。
2018.01.19
ご依頼主は建築家の方なので、何かそれにちなんでおり、なお涼やかな柄にできないかと考えました。
岩には絞り疋田、その岩間から水が流れ落ち、螺鈿の柄の水箱が受ける、飛び散る水滴を宝尽くしに見立て、その中に建築の魂である墨壺を入れました。
2018.01.19
七丸束の白大島に、金唐のエキゾチックな洋花を入れ、大きくひび割れさせました。
ひび割れには厚い糊を置いて割ってから彩色する手法を使いました。糊と一緒に高価な白大島の生地も割れる危険性のある手法でした。
柄を前、後ろ、肩山に配して矢絣と対比させる斬新なデザインの着物です。
2018.01.21
前と後ろに一珍糊(ひび割れの染の技法)の壺から同じく一珍糊で描いた水が流れ落ちている珍しい柄で、唐草の図柄を装飾性のある水柱に見立てました。
様々な色の水しぶきを入れた水の中に辻が花を入れ、大変変わった柄に仕上がりましたが、想像以上に上品で控えめな着物だと喜んでいただきました。
2018.01.21
「蛍雪」のテーマで夏の着物にしてほしいとの注文を受け、夏物に裄を入れるのは珍しいけれどもあえて涼感を出すために入れてみました。
古代紫の地に柳と唐傘が風と雪に舞っている柄で、胸に月を入れ雪月花もテーマにしました。
お客様のお持ちの資料より、雪と傘を表現しました。
2018.01.24
手紡の本結城無地に一珍糊(ひび割れの染の技法)の友禅でシルクロードの草花をデザインした贅沢な遊び着です。
2018.01.24
国宝の透かし彫りを見られて、ぜひそれを着物にとの注文を受けました。
複雑な小紋を様々な型取りにして、亀甲の白を抜き取り、そこに手差しで彩色していく手の込んだものに、さらに透かし彫りをひとつずつ友禅染で入れた大変贅沢な遊び着です。
この着物を着ると一番儒分を表現できると喜んでおられました。
2018.01.24
平和祈願と宮島の花火でとのご要望でした。
前袖にライトアップされた原爆ドームと市街の夜景を描き、灯篭流しと折り鶴で平和祈願のお気持ちを表しました。
背中の空中花火は、着ると水中花火になるデザインです。
2018.01.25
全く題材が違うものをどのような構造に落とし込むか、試行錯誤の末、オーロラを通して宇宙を見ているサーカスの図柄に落ち着きました。
最初は絶句されていましたが、着てみると「しっとりとしていて美しい」を喜んでくださいました。
2018.02.14
加藤清正の兜に仏教の経典を華紋で表現した花曼荼羅に中国の朱雀と金切り取の釈迦と、全く違う柄を一つの着物にしました。
節分の豆まきの時着用され、大変好評だったとのことです。
2018.02.17
童子の風神・雷神や衝立に鷹他、様々な寄せ集めで遊び着に。
2018.04.04
バレエをされるとのことからチュチュとトゥシューズ、オペラ座を入れて欲しいまた、宋・元・明時代の華麗に咲き誇る花々の池、その中に羽ばたく鶴で楽園を描いてほしいとの依頼でした。
後身と肩山に楽園を配し、全く異なる柄の組合せですが、着姿はよく、とても喜んでくださいました。
綿棒で糊をかすったり、一珍糊、蝋纈染めなどあらゆる技法を駆使しました。
2018.10.27
ボロムドゥール遺跡の朝焼けと夕焼けをメインテーマに、幾何学を取り入れたデザインです。
本物の遺跡は茶色ですが、一珍糊の技法を使って美しく見せています。
お顔周りの色はご本人様のご希望により肌色に合わせた色にしました。
宝石の鳥を飛ばすことで上品さとメリハリ感を演出しています。
2018.10.27
故宮博物館で行われたショーメの展覧会のフォトブックをご覧になられ、その中からテーマを決めていき、創られた着物です。
柄の青の色にこだわりました。
スカッとした粋な遊び着です。
2020.04.09
白大島に修学院離宮の屏風絵に描かれる藤の花と宝袋をアレンジして友禅したものです。
前身頃と後ろ身頃の柄の間に赤い1本の紐を通して洒落感を出しました。
2020.04.18
結城紬の白生地を染めて小紋のお着物にしました。
柄は25種類一つずつ違う鳥と植物を描いています。
素描友禅(無線友禅)で普段着らしい、さりげなさを出しました。
2020.06.11
シンプルなお着物を。
裾、袖にぼかしで横段が入っています。
横段は裾全体に入っていると横に間延びして太って見えてしまうことのある柄です。
前身頃と後ろ身頃に無地と交互に入れることで柄が横に間延びせず、縫い目で縦ラインが強調して見えます。
袖に横段が入っていますが、実際の着姿だと袖は下を向くので縦ラインに見えてきます。
2021.04.22
2021.04.22
2021.08.17
2021.08.17
総柄の花柄小紋。
なんとこの小紋は柄全て手描きで描かれている小紋です。
小紋は型やプリントで同じ柄を繰り返しにしているものがほとんどですが
こちらは手描きならではひとつとして同じものはありません。
贅沢な普段着着物です。