2021.03.31
丸帯をリメイクしないのはもったいない
今日は1つの丸帯を角帯と袋帯へリメイクしたT様のお話です。
丸帯、初めて聞きました!
明治~大正(戦前まで)は最高格の女性帯として人気だったんだよ。
丸帯ってなに?
丸帯の特徴
- 一つの帯地反物(帯の生地)を2つに折って端を縫って作っている
- 全通柄(表裏がない)。
- 主に、柄や色彩豊かな刺しゅうで仕上げた物が多く、絢爛豪華。
すごく、良さそうなのに作り変えちゃうんですか?!
刺しゅうの厚みで結びずらかったり、重いこともあって
最近では結婚式や舞妓さんくらいしか使ってないんだよ。
持っている丸帯で豪華絢爛な角帯と袋帯を作る
今回、丸帯のリメイクをされたT様も使い道がなく、タペストリーにするか悩まれて来店されました。
丸帯は幅1尺8寸5分(約70㎝)長さ1尺5寸(約4m35㎝)の大きな生地を使うため、今回は生地を半分に切り裏地を足して角帯(男性用帯)と袋帯(女性用帯)の2つ作ることをご提案。
リメイク後のお写真がこちら
この世に一つしかない角帯ができたと喜んで頂き、嬉しい限りです。
袋帯も結びやすくなったと言って頂き、お出かけ用に使ってくださるとのこと。
Tさまのおかげで絢爛豪華な、お出かけ用袋帯が誕生しました!
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おかだやの想い
おかだやでは、リメイクを通して過去と未来を繋ぎ、
「あなたがいたから、この着物は誕生した そして子孫の代へ」をコンセプトに着物を作ることで100年先まで思いを紡ぐお手伝いをしています。
皆さまの着物ライフがより身近で楽しい物になるよう、お役に立てれば幸いです。