2021.02.05
洋服のシミ抜き
大事なブラウスやネクタイ・ジャケットにしみがついてしまった!
大事なブラウスやネクタイ・ジャケットにシミがついてしまった!
クリーニングに持っていったけど「落ちませんでした」と返ってきたことはありませんか?
このジャケットとパンツはコーヒーがついてすぐクリーニング店に持っていったけどシミが残ったままになったのでおかだやに持ってきて再度しみ抜きをしました。
呉服屋に洋服のクリーニングは持っていきづらいな
実は着物のクリーニングの技術ってとっても高度なんです!
洋服のクリーニングは持っていきづらいな…そう感じるかもしれませんが試しに一度持ってきてみませんか(笑)
クリーニングでしみが落ちない理由の多くは「そのシミに適した対処法」で洗っていないからです。
油性の汚れは油性で、水性の汚れは水性で落とす必要があります。
ドライクリーニング(丸洗い)では水性の汚れを落とすことはできません。
単純に手間をかけてあげないと落ちないものもあります。
例えばお家でブラウスのファンデーション汚れを取りたい時は洗濯機にいれる前に一度襟のところを手洗いしたりしますよね。洗濯機で回すだけでは落ちません。
またコーヒーや紅茶・抹茶・ワイン・血液などついたらすぐに洗わないといけない汚れもあります。染色作用などがあり時間が立つと取れなくなってしまいます。
それらはただ洗うだけではなくその成分を生地からとるための作業も必要になります。
それらをひとつずつ手作業で行っています。
古い汚れなどは酸化が進み、黄変している場合があります。それらはクリーニングでは落ちません。
その場合は漂白という高度な技術を使って落とすこともあります。
シルクの大事なネクタイやスカーフなどしみを諦める前に一度持ってきてみてください。