2021.01.27
着物が黄色くなったらカビ?!
カビの見分け方
こんにちは。今日は、カビにつてのお話です。
カビで悩まれ、おかだやにいらっしゃるお客さまは大勢いらっしゃいます。
ただ、カビを見分けるのって難しいんです(汗)
このように着物の裏(胴裏)が黄色くなるのは黄変といって、カビが原因なんです!
こんな風に、着物に白いてんてん黒いてんてんができるのは、カビの場合が多いです。
黄色くなってしまったカビや白いてんてん(黒いてんてん)などのカビが進行すると着物の色を変色させたり、抜いてしまう事があります。
そういった場合にはおかだやでは「色掛け」「柄入れ」等の技法を使って修復します。
あきらめなくて大丈夫です
カビが生える原因
カビの原因といえば日本の気候による湿気。
とはいえ、同じ場所で保管していたのにカビが生えるモノと生えないモノがありますよね。違いは
・生地に残ったノリ
・着物に付いた汚れ
なんです。原理は、ご飯とお餅にカビが生えるのと同じですね。
そして、カビを放置してしまうと酸化してサビの一種になっちゃうんです(汗)
最後はこのサビが原因で着物の色が変わったり(変色)、色が薄くなったり(色抜け)するんです。
予防方法
予防方法としては、しまい込む前に汚れの点検とクリーニングをすることをオススメします。
きちんと汚れが無い状態であれば、しまい込んでいても後から染みやカビが出ることはありません。