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2018.09.06

ささゆりに花舟

単衣の訪問着です。

ささゆりの着物を作りたいというご依頼。そこにはお父様への想いがありました。
湯来温泉で知られる湯来町、町の花は「ささゆり」だそうです。それを決められたのがお父様だとか。また、お父様とのお別れの時に咲いていたのもささゆりだったそうです。

袖を通してみてくださいました。

「品があって本当にすてき」と大変喜んでくださいました。
「袖のささゆりがいいね」「肩から袖にかけてのところも好き」

実は下絵を一から書き直しました。

見えにくくてすみません。流水も花舟もささゆりも違います。模造紙3枚分はある大きさの下絵、でもとことんこだわる、それがおかだやです。

すぐに写メを娘様に送られたところ、「私も袖のところ、好き」と返信が。
お孫様の代まで末永く着ていただきたいです。