2020.04.04
地色を残して絞りを染め替え
こちらの絞りの訪問着。以前お持ちの着物をおかだやで染めた着物です。
過去のお直しやお誂えは写真の記録に残ってないものもたくさんあります(^^;
洗いや寸法直しでおかだやにまた持って来てくださったときに写真撮らせて貰ったりしながら記録を増やしてるところです〜
そこでこのお着物。
「色が派手で若くて、着づらい」
とってもよくあるこのご相談。もとの着物の写真がないのですが…
↑柄として残っているグリーンが元の色です。
元の地色を柄として残して、絵羽模様にして訪問着に(^^)
花柄の短冊のところは色を抜いてから花を描き足しました。
全体が鉄紺色でシックになったのでこの先も長く着られる着物になったと思います。
派手だったグリーンもポイントとしていい色だと思いませんか(^^)
色や柄が好みでなかったり自分に合わない気がして着ないものもこうして新しく生まれ変わらせることができます。
着物自体はたくさんあるのに、実際着るものが少ない…というときなど
持って来てくだされば相談にのります(^^)
実際、「その着物を染め直したりするよりは新しく買った方がいいですよ」ということもあります。
逆に「少々お金がかかってもなおす価値があるお着物ですよ」とか
「母の着物だから大事にしておきたい」「ならやりましょう!」とか
お話を聞きながらケースバイケースでアドバイスしますので
着物ってどうしたらいいかわからないってときは気軽にどうぞ(^^)