2020.02.04
シルクロードの留袖その3
前回、砂漠の風景を額縁のように切り取って着物に入れたところでした。
「この額のところは実際出来上がるとどのように仕上がってくるんですか?」
と、S様。。
白黒のこのざっくりしたイメージ画からは想像がつきにくいですよね(^^;
小紋箔という小紋柄の型を用いて金銀を置く技法を使う予定です。
ほかの着物から、参考画像ですが赤色で囲ってある所の金が小紋箔です。
柄は様々なものがあるので作家が着物全体を見て柄を選びます。
ですが、、今回S様は額がない形がいいということで入れ方を変更です。
大きく裂取をした下の空間に風景を差し込むことに。
希望を聞きながら少しずつ変わっていくイメージ画ですが、
あら、こちらのほうが先日よりもスッキリしてよくなってきましたね!
黒留袖の黒いところを塗ってみるとこのような雰囲気です。
少しイメージがつきやすくなってきたでしょうか(^^)
S様のイメージ画はこれでほぼ完成です!
次は京都の作家にイメージ画を送って原寸の下絵を描き起こしてもらいます。
つづく