2018.10.06
諦めかけていた四つ身が蘇りました!
以前、振袖の洗いを依頼された方が「ご相談なのですが」と四つ身をお持ちになられました。
写りが良くなくてわかりにくいかもしれませんが、至るところに茶色のシミが…..
「何とかなりますか?娘が着たもので孫にと思って出してみたらこんなことに。。。」
洗ってみましたが、やはり長年の汚れが原因で生地自体が変色してしまっていました。
でもなんとかしたい。色や◆■を入れました!
大きなシミの部分は黄色を、細々とあったシミの部分は様々な色の◆■を描きました。
◆■はシミのところだけですとおかしいので、全体のバランスをみてシミがないところにも描いています。
仕上がりを見ていただくと
「まあ、なんてこと!こんなに可愛くしてもらって。」
「最初より華やかになって、良くなったんじゃないかしら。」
「これなら孫に着せられる。嬉しいです。ありがとうございます!」
大変喜んでくださいました。
娘が着た着物を孫が着る(母が着た着物を娘が着る)、これはとても感慨深いものがあります。
振袖も同じことが多々あります。
着物っていいなと思う瞬間です。